雪が降る町

今年も残すところ僅かとなり、年末年始の予定もぽつぽつと埋まりはじめた。私は秋からだんだん冬になっていく季節がすきで、何より冬の朝の空気は、シンとしていてうれしい。そういえば同期に「さいきんの仕事のモチベーションは何」と尋ねたところ「年末年始の帰省」と答えたものだから少しおかしかった。曰く高校の部活の友人らと集まるのだそうだ。願わくば今年の内に1Q84を読み終わりたいと思う。美容室は済ませたので忘れものがないようにしたい。

赤い電車

幼少の頃私は電車がすきだった。祖母の家の近くを通るJRを見に行きたいと、私があまりにせがむので両親はほとほと困ったと聞く。小さき者たちは、一方で特撮ヒーローを好み、一方で仮面ライダーを好み、一方でウルトラ戦士を好んだ。困ったお子だった私は機関車トーマスをとりわけ好んだ。

 

我が家には和室があるのだけれども、洋室とを隔てる扉には溝があり、それが扉を滑らせる助けとなっている。幼き私はその溝にトーマスやパーシーをこれでもかと敷き詰めて遊んでいた。機関車らが仕事を終えて車庫へ帰るシーンが一等すきだった私は、綺麗に彼らを敷き詰めて、その再現によく腐心したものである。

 

月日は流れて大人になった私であるが、今も電車はすきで、移動手段は専ら電車である。時間があるときには、急行から追いこされるだけの普通電車にコソコソと乗り込んで楽しんでいるし、何より目的地に運ばれている間、何をしてもいいというのがうれしい。

 

それにしても私が愛用しているICカードのデザインであるが、もう少しどうにかならないものだろうか?

相模を読める

職場にヘンテコでおもしろい先輩が居り、名をRさんという。先日支店長がお客さんから今治タオルを貰ってきたのだけれども「何かに役立ててくれ」と私にくれた。頂くのも畏れ多かったため「支店に」と件のRさんに渡したところ「これは私知っているよ、良いタオルでしょう。イマジタオルだもんね」とにこにこしながら宣った。

 

いみじくも若輩者である私から訂正するのも憚られたが、彼女の将来を考え胸を痛めた私は、そのものがイマバリタオルと名を冠するのだと教えた。聞くや否や彼女は莞爾と笑い「そういうこともあるよ」と私を諭すのであった。

東京フリーウェイ

昔から仲の良い幼馴染が居り、彼は機械類に詳しい。その専門分野は幅広く、機械にあまり明るくない私はいつも頼りにしている。そんな彼はおもしろい経歴を持っており、また考え方も変わっているため、話をしていて飽きない(お互いがお互いを変なやつだと認識し合っている)。

 

そんな彼から、同棲をしているという報せがこの間きた。驚天動地の心地のまま詳しく話を聞くと、これがまたなかなか良い家に住んでいるらしい。大家さんが家賃を間違えるというウッカリのまま契約は成立し、立地等勘案しても割に合わない安さである。

 

私にも好きな街があり、かつては住んだこともあった。今では同期と飲む機会のない限り行くことはない。私自身ずっと田舎で育ってきたので、遊べる場所の多いところは良いなと思ってしまうのだろう。

 

そんな彼に今相談しているのは、よいBluetoothのイヤホンは果たしてどれなのかということです。

陸上部かと思った

仕事が終わってアイフォーンを見ていたら、同期からラインが来た。見ると「ごはんを食べに行こう」という誘いで、どうしたものかなと困ってしまった。ごはんを食べに行くだけでは終わらないだろうなと思ったからである。一歩足を踏み入れると、そこには魅惑の大人世界が広がっており、コッソリ忍び寄る酒の足音も聞こえてくるに違いない。如何せんきょうは月曜日であるし、明日も朝早い。

 

返事をしあぐねていると、追加のメッセージが表示された。「どちらかというとお酒が飲みたいな」。南無三。

 

週明けから飲んだ罪により、手袋をどこかへ忘れて来てしまった。お酒であたたまった手のひらが風を受けて冷え、家に着くころにはヒエヒエでアイフォーンも操作することのできない。無印良品で買ったかわいい手袋だったものだから、少し残念である。

バイト

同期がよく「バイトをしたい」と言う。この間遊んだ子も言っていた。その心は、給料だけでは生活ができないからとのことだった。確かに私も社会人になってから、浪費が過ぎているという自覚があり(主に洋服のせいである)、このところ節制を心がけている。生活を犠牲にして得たお金である以上、生活の潤滑油として使いたい。社会人になって初めに祖母に言われたのは「人付き合いにお金を惜しむな」であった。

お酒を飲むときは

会社の先輩とお酒を飲みに行くことが、最近ぽつぽつ増えてきた。先週お酒が原因でひどい失敗をしたばかりなのだけれども、ともあれお酒はたのしい。このひとこんなことを言うんだ、考えるんだ、するんだ、という様々な発見があったりする。

 

如何せん下っ端なので、先輩らと飲みに行くとき、いじられるのは必ず私だ。「暮らしはどうか」「彼女はどんなひとか」「かわいいのか」「力関係はどちらが上か」等ひっきりなしに質問攻めである。

 

それらをやんわり躱しながら相槌を打ち、にこにこしている内に彼ら(彼女ら)はどんどんお酒が進み、やがて私の知らない話をたくさんしてくれる。私はそういう話を聞くことが割に好きだ。だから「また行きましょうね」と店を出るとき言う。

 

最後に私の疑問でお別れですが(話のオチをつけることのできなかった)、ソニーのイヤホンについている白いゴムはいつから無くなったのだろう?音楽が聴けないので困っています。