第一夜

グッド・シューズ

私はシンプルな格好がすきで、理由は着回しがきく等いくつかあるのだけれども、それだと如何せん色味がない。オフホワイトかネイビー、たまにカーキがあるくらいだ。 靴も似たようなもので、私は革靴よりスニーカーを履くことが多い。ナイキやコンバースの定…

煙草をのむ

幼少の頃より、私の周りで煙草をのむ人は少なかった。父親が一時期吸っていたが、「とある映画で、煙草が原因となって苦しみながら死ぬシーンがあって怖くなった」というよく分からない理由で禁煙したそうだ。 そういうわけで私は煙草の匂いに慣れておらず、…

西海岸のはっぴいえんど

私は音楽が割にすきで、邦楽を中心によく聴く。とりわけ、気に入ったものは恋人に教えたりもするし、それを2人で歌ったりもする。昔から恋人と私の音楽の趣味は結構似ており、教えたものはほぼ気に入ってくれる(だめなものもあるけれど)。 読者諸賢はnever…

フレンド機能

中学・高校どちらも3年生の時に、よく分からないままに仲の良くなった人が居る。中学3年生の時に仲良くなったAとは今もたまに連絡をとるが、高校3年生の時に仲良くなったTとは殆ど連絡をとらなくなってしまった。 前にも書いたけれども、私は高校の受験期に…

いつかティファニーで朝食を

食にはめっぽう疎く、どのくらい疎いかというと、つい最近恋人のお陰で「私はホルモンがすき」ということに気付いたくらい疎い(分かりにくさのある)。それまでは焼肉に行っても、豚であろうと牛であろうと、またどこの部位であろうと「肉」として処理し、…

言葉の捉え方

高校生の時から「頑張って」という言葉が苦手で、人から励まされる時や、逆に自分が他の誰かを励ます時にはいつも頭を悩ませた。仲のあまり良くない友人たちへはスンナリ「頑張ってね」と言えるものの、親密度が高まるにつれて言いづらさは増していく。どう…

謎謎

恋人は特殊なねだり方をするのだけれども、まず「ねえ、良いよと言って」の一点張りで要求をしてくる。相手の出方がどうであれ、その内容を決して明かそうとはしない。そうしていつも世界を欲しいままとす。これはほんとうにタチが悪くて、なんせその内容は…

カメラ・ロールを見渡して

私がまだ小さく、そこいらへんに転がる毛玉との判別もむつかしかった頃の話である。七五三などのタイヘンめでたい日の写真館にて、私はプロのカメラマンが使っていたカメラにひどく興味をもったそうで、「いぢくりたい」と喚いたそうな。 そこで親切なカメラ…

むんと胸を張れること

富だとか名声だとか、いわゆるステイタスと呼ばれるものがある。私はその類への意欲(自己実現欲求とでもいうのかな)が割に低い。誰からも必要とされるひとよりは、自分の好きだと思う少ない数のひとたちから「オモチロイやつだな」と思われるひとになりた…

うがい

先日風邪をひいた。まず喉の痛みとしてそれは現れ、次いで鼻のつまりへと姿を変えた(かくいう今も鼻声である)。私は風邪のひきはじめに必ずすることが2つあって、1つはポカレモンを飲むこと、もう1つは熱いお湯で体をあたためることだ。簡単なことたち…

サプライズをするときは

読者諸賢よ敢えて聞こう、サプライズしあってるかい? かくいう私は、最近恋人にサプライズをした。恋人が愛らしいハンドタオルを見ているのを盗み見、「あとで行けなくなるかも知れないよ」と巧みに恋人をトイレへ促したあと、サッと件のハンドタオルを購入…

形作られてゆく

それぞれの家庭内にルールがある。ルールというと語弊があるやもしれぬが、慣習といったものはどこの家庭にもあり(きっとね)、「それが当たり前である」と思いこんで子どもは成長する。しかし成長の過程で吸収した「当たり前」も、社会に出て様々な人と触…

駐輪場の犬は欠伸をしながら

学生の時分、アルバイトが終わったあとコンビニにでお菓子を買うのがすきだった。しかし、あれでもないこれでもないと考えていると選びきれなくなってしまい、毎回300円(学生には大金だ)くらい使ってしまう。それ故アルバイト終わりにコンビニへ行くのはな…

よしなし事をそこはかとなく書きつくれば

今年も残すところあと1ヶ月となった。年末ともなると、人はあれこれ思索に耽る。師が走るとはよく言ったもので、私くらいの立派なオトナともなると、沈思黙考の末「あれもやらねば」「これもやらねば」と次々にするべきことが浮かび上がり、バタバタ走り回ら…

cocoa

幼き日の思い出というのが私にもある。小学生の時分、日曜日には必ず家族みんなで朝ごはんを食べるという決まりがあった。だいたいが山盛りのフレンチトーストであったのだけれども、その時父親が必ずココアを飲んでいたことをよく覚えていている。コカ・コ…

何も言わない

「宮島にいます。広島の。」というラインが母親から届いた。ついこの間「ランタンフェスティバルにいます。長崎の。」というラインが届いたばかりである。我が家にはどうやら突拍子もない行動をとるという血が流れているみたいで、かくいう私もそうだ。 高校…

喧嘩をするときは

恋人と付き合いたての頃「私たちはあまり喧嘩をしないよね」と話をしていたが、あれから約6年経った現在はどうかというと、結構くだらないこと(当人たちは真剣なのだが)で喧嘩をすることが増えた。 先日のことである。ショッピングモールの帰りに、2人とも…

ホテルと嵐

以前ホテルのラウンジ兼バーでアルバイトをしたことがあると書いた。いくぶん雰囲気のあるホテルで、近くに大学があるにも関わらず、来店する顔ぶれの中に学生はまず居なかった。何故ならコーヒーを1杯飲むだけで1000円もかかる。学生はおしなべてお金を持た…

タンジュンなカイシ

スニーカーがすきでよく履いている。きっかけとなった1足はナイキのインターナショナリストだった(恋人に買ってもらったのだと思う)。そして私は、買ってもらった当初から恋人に対してナイキを、特にインターナショナリストを勧め続けていたのだが、「いら…

雨の日はいつもだめ

私はとにかくタイミングが悪い。間の悪いというか。先日恋人から誕生日プレゼント(すこし早いのだけれども)にアイフェイスを買ってもらえる運びとなり、それまでずっと裸のアイフォーンを使っていた私は、内心「落とさないのに頑丈なケースを使うというの…

光るものしか

お菓子につくオマケがすきだ。シールやカードつきのウエハースや、フィギュアのついたチョコエッグ。これらを購入する消費者の殆どがそうであるように、私もまたオマケが欲しくて買っている部分の大きい。オマケに関する最も古い記憶は、幼稚園のときに集め…

貸しておくれよ

恋人の影響を受けて使いはじめ、気がつくとそれがなくてはうまく生活の回らなくなっている(すこし大袈裟かな)ということが多い。例を挙げると化粧水がそうで、おフロ上がりや洗顔後には最早欠かすことのできないものとなってしまった。ちなみに乳液も追加…

語らないで 喋ろう

人に話をすることはむつかしいと思う。特に自分のすきなものについての話は、とりわけむつかしい。例えば私はORCIVALが好きで、バスクシャツなんかを買おうかどうか逡巡しているとする。何かを買うか買わないかを迷っているとき、いつも私は恋人に相談をする…

言われたほうは覚えている

人から言われたことというのは、ずっと覚えているものだ。言った側が「そんなことを言ったかなあ?」と思っていたとしても。特にそれが、マイナスに作用する言葉であったとしたら尚更である。 最近私が言われてたのは(例に漏れずこれもまたずっと覚えている…

隣の青は芝い

めっきり寒さの厳しくなってきた。先週までエアリズムを着ていたのだけれども、とうとうヒートテックに袖を通した。私は物をあまり持ちたくなく(ミニマリストという訳でもないのだが)、したがって洋服などの手持ちが少ない。だからこういう、急に寒くなる…

キープ・ボトル

ラウンジに併設されているバーでアルバイトをしたことのあって、常々疑問に思っていたことがある。ボトル・キープについてだ。ボトル・キープとは何か?ぼおっと抱いていたイメージは「常連となるためのもの」という感じで、どうぶつの森で喩えると、気にな…

はずかしいインターネット

高校生のとき、入っていた部活の伝統として「ほむぺ(ガラケー時代に流行ったプロフのようなもの)」を学年ごとにつくるというものがあった。私の学年は14人居て、各々の更新頻度はまちまちだった、当たり前だけれども。かくいう私は、ページが作成されたは…