はずかしいインターネット

高校生のとき、入っていた部活の伝統として「ほむぺ(ガラケー時代に流行ったプロフのようなもの)」を学年ごとにつくるというものがあった。私の学年は14人居て、各々の更新頻度はまちまちだった、当たり前だけれども。かくいう私は、ページが作成されたはじめこそ、おもしろがって撮った友だちの写真や、誕生日を迎えた友だちのボイス・メッセージを気まぐれにアップしていたものの、それ以降は更新することのなかった。

 

話は現在に戻る。あれから時間の経過した今、ふと、このほむぺの存在を思い出した。どうなったのだろうかと検索してみると、まだページは削除されておらず、変わらずそこにあった。へえ、と思いつつメンバー全員のページを順に見ていると、つい最近更新されたばかりのものを見つけた。「りある」といって、今でいうところのツイッターのような役割をしていたコンテンツが更新されていたのだ。「誰のページだろう?」と確認すると、当時仲の良かったKのページだった。内容は『晴れてきょうから大学生になれました』だの『やっと引っ越しが終わった』だのといったもので、そこで初めてKが浪人していたことを知った。更に「りある」を遡ってみると、浪人生活への不安がつらつらと書かれていた。あまり気持ちの良いものではなかったので、それ以上は見るのを辞めた。

 

この「ほむぺ」を作成した当時、私たちはまだ高校生で、ネットリテラシーなどさっぱり知らない。悲しいかな「ほむぺ」のトップには本名が並び、そこをクリックするとその人のページにアクセスできるよう設定されていた。もしかしてと思いKの本名を検索エンジンに打ち込んでみると、案の定「ほむぺ」に辿り着き、容易に「りある」を閲覧することのできた。寒気を覚えた私は、ログインして編集ページへと飛び(幸いログインのためのパスワードを覚えていた)、ソッと私自身のページを削除した。

 

インターネットははずかしい。

 

考えていることをひとに言う機会のないなと思い、ブログを作りました。「ああ、こんなことを考えているんだ。」と鼻で笑ってもらえるといいんだけど。