喧嘩をするときは

恋人と付き合いたての頃「私たちはあまり喧嘩をしないよね」と話をしていたが、あれから約6年経った現在はどうかというと、結構くだらないこと(当人たちは真剣なのだが)で喧嘩をすることが増えた。

 

先日のことである。ショッピングモールの帰りに、2人とも愛してやまない「餃子の王将」をテイクアウトしようよという話になった。私が電話をかけ、青椒肉絲と餃子を頼んだ。無事に受け取ることのでき、家に着いて、さあ食べようというところで火花は散った。

 

恋人が「あしたの朝に食べる分だ」と言って皿にいくらか盛り、冷蔵庫に入れたのである。初めは気にならなかったが、段々と「もしかして私のほうが食べられる量が少ないのでは」と疑問を抱くようになり、ぶつぶつ考えているうちに怒髪天についてしまった。そこから先の顚末を仔細に書き記すことはしないが、何せお互いに頑固者であり、一歩も譲ろうとしない。争いの渦中にある青椒肉絲はテーブルの上で静かに熱を奪われ、最後には冷え切った2人の関係だけが残った。

 

回顧するに、あまりにも幼稚な喧嘩であったなと思う。ちなみに今はズボンのシワが原因で喧嘩をしているのだけれども。