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形作られてゆく

第一夜

それぞれの家庭内にルールがある。ルールというと語弊があるやもしれぬが、慣習といったものはどこの家庭にもあり(きっとね)、「それが当たり前である」と思いこんで子どもは成長する。しかし成長の過程で吸収した「当たり前」も、社会に出て様々な人と触れ合うようになると、他のひとのもつ「当たり前」と衝突するようになってくる。それがいわば価値観の相違と呼ばれるもので、恋仲にある男女の喧嘩の主な原因ともいえよう。

 

さて、ここからが本題である。私は「恋人としょうもないことで喧嘩をする」ことにおいて今や世界的な権威を持ち、ご多聞に漏れず価値観の相違がその主な原因となることが多い。最近だと「洗濯」がよく口論の種となる。私は「タオルやくつしたはネットにいれて洗濯する」という価値観を刷り込まれ大人になった。一方恋人は「タオルやくつしたはネットにいれなくてもオッケー」という価値観を持っており、つい洗濯するたびに小言を言ってしまう。

 

私からすると、ネットにいれたほうが洗濯機から取り出すときに見つけやすいし、糸くずもほかの洋服にひっついたりしないし、といった風に良いことのほうが多い気がするんだけど、気のせいかしらん。

 

ただ最近は、恋人も気をつけてくれているのか、タオルをネットにいれてくれるようになりました。