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夜を過ごすには

第二夜

学生の時分、幾分か自堕落な生活をしていた。一人暮らしは自分以外に朝起きたり、ごはんを食べたり、歯を磨いたり本を読んだりする者が居ない。したがって生活は己の掌の上にあり、果たしてそれは良くも悪くもである。

 

ある時私は生活を改善するべく、習慣を作ることにした。ある程度のルーティーンができてしまえば、あとは流れに身を任せるだけだ。

 

そこで私が目を付けたのは「おフロ」であった。アルバイトを終えて帰宅すると、どうしてもアイフォーンを触ってしまったり、大事にしまってあったオヤツを食べてしまったりする。そうすると次第に眠りたさのふつふつ募り、その日はおしまいの運びとなる。

 

清潔さ至上主義を標榜する身として、これはタイヘン見逃しがたい愚考だ。QOLもグングン下がる。

 

そうしてできたスローガンが「おフロを制する者は生活を制する」である。かような経緯で清潔さ至上主義おフロ派が爆誕した。

 

その後の生活がうまくいくようになったかどうかはさておき、おフロはその日を採点する上で重要なファクターであると未だに思うのだけれども、皆さんはどうですか。