手袋を失念した話

仕事が終わってアイフォーンを見ていたら、同期からラインが来た。見ると「ごはんを食べに行こう」という誘いで、どうしたものかなと困ってしまった。ごはんを食べに行くだけでは終わらないだろうなと思ったからである。一歩足を踏み入れると、そこには魅惑の大人世界が広がっており、コッソリ忍び寄る酒の足音も聞こえてくる。如何せんきょうは月曜日であるし、明日も朝早い。

 

返事をしあぐねていると、追加のメッセージが表示された。「どちらかというとお酒が飲みたいな」。南無三。

 

週明けから飲んだ罪により、手袋をどこかへ忘れて来てしまった。お酒であたたまった手のひらが風を受けて冷え、家に着くころにはヒエヒエでアイフォーンも操作することのできない。無印良品で買ったかわいい手袋だったものだから、少し残念である。