ビデオのストレンジャー

変なひとがすきだ。一風変わったところのあると、妙にその人に惹かれてしまう(但し常識の範囲内で)。私の友人らはそのことを周知の事実として扱っており、ヘンテコな女の話を聞き付けると、逐一私に報告してくる。ここで問題なのは、彼あるいは彼女らの思う「変」と、私の思うそれとの間に乖離があることだ。彼らは単に私を揶揄してやろうとニヤニヤして近づいてくる。満を持して披露されるその話の中には、私ですら引いてしまうほどのエピソードが混じっていたりするからほとほと困ってしまう。このような経緯で私は「変なひと(少し変わったところのあるひと)がすきだ」と公言するのを辞めた。それでも彼らは「ほうほう」と囃し立てるのだけれども。