違国日記

実家には猫が2匹居る。1匹は私が高校生のときから居り、もう1匹は社会人になってから居る。両猫とも性別は雌で(私は雄猫を飼ったことがない)、どうやら同性の組み合わせは仲が悪くなるらしい。

 

御多分に洩れず我が家の猫らもその仲は悪く、先代の猫が若い猫に追いかけ回されている姿をよく目にする。先代は滅茶苦茶嫌そうな声を上げて若猫を威嚇するが、若猫はどこ吹く風で、尻尾をピンと立て追いかけ回す。

 

彼女らが唯一休戦協定を結ぶのがごはんを食べるときで、2匹とも大人しく皿に向かう。ところがこの協定を悪用するのが私で、先代の猫に「ごはんだよ」と話しかけて安心させ、その隙に若猫を仕向ける。そのとき見せる先代の表情の変化がすきで、よくやってしまうのである。その埋め合わせとして、彼女の好いているお菓子をあげることを忘れないようにしている。