Summer Gate

旅行も終盤にさしかかり、友人らへのお土産を買いに行くことにした。どこで買おうかなと考えたのだけれども、今回はまだ国際通りへ足を運んでいなかったので、いい機会だと思いレールバスに乗り込んだ。観光客で賑わっている通りを横目に、友人らとのライングループに「お土産は何がいいかな」と書き込む。件の「夏休みはやっぱりリゾートに行くしかないのかも知れない」と提案してくれた子には、紅芋タルトを買ってくるように前もって言われていたので、御菓子御殿というお店に入った(修学旅行で沖縄を訪れた際に、私はこの店で紅芋タルトを買った)。入ってまず驚いたのは、紅芋タルトの種類の多さであった。以前の来縄(こんな言葉があるのかは分からない)から随分月日が経過しており、見たことのない紅芋タルトらがそのことをソッと私に教えてくれていた。どれを買うと喜ばれるかなと考え、いくつかピックアップして写真に撮り、ライングループに投稿することにした。程なく返事のあり、「御菓子御殿の元祖紅芋タルトをよろしく。」とのことであった。

 

会計を済ませてお店の外に出たところで、「雪塩のちんすこうを買ってきてくれ」という二人目からの返事を認めた私は「そんなの近所のコンビニやスーパーで売っとるじゃろがい」と言いたいのをグッと堪え、オーケーと返事をした。さて私の今居る国際通りであるが、雪塩のちんすこうなどそこらじゅうの土産屋に置いてある。適当に目に付いた店に入ってみると、「紅芋タルトに次ぐ!沖縄土産ランキング2位のちんすこう」と謳うちんすこうがあった。すかさず「『紅芋タルトに次ぐ!沖縄土産ランキング2位のちんすこう』と雪塩ちんすこうがあるけれども、どちらが良いか」とグループラインに投稿すると、「『紅芋タルトに次ぐ!沖縄土産ランキング2位のちんすこう』よりも雪塩ちんすこうの方が気分」と言われたので、右手に持っていた「紅芋タルトに次ぐ!沖縄土産ランキング2位のちんすこう」を棚に戻し、近所に売っている雪塩ちんすこうを購入した。元来私はちんすこうをおもしろく思っていない。というのも沖縄帰りの知人らが、こぞってちんすこうを土産に買ってきやがっていたからである。終いには、我が家の面々は誰もちんすこうを好んで食べない。それゆえお土産で頂いたちんすこうは、家の片隅でコッソリと賞味期限を迎え、捨てられるのが常であった(友人は雪塩ちんすこうを買ってこいと吐いたが、ほんとうにそれを喜んで食べるのだろうか?)。

 

さて、最後に返事を寄越した友人のリクエストであるが、これがほんとうに難しかった。曰く「貝殻で作られたルーム・ライトがあれば買ってきてほしいな」とのことで、思わずなんじゃそりゃと声が出た。想像が全くつかなかったので、通り沿いの貝殻専門店のようなところに入ってみた(貝殻で作られたアクセサリーが所狭しと並べられていた)。そこの二階で例のルーム・ライトを見つけた。しかしながら、それは私の想像を遥かに超えた大きさをしており、値段は2,300円もした。「これは友達力が試されているのだろうか」と腐心しつつライングループに報告してみると、「それはガチのほんとうのやつやん」とのことで、「そしたらフォト・フレームを宜しくお願いします」と言われた。ところが、彼女のその返事が来たのは私が既に国際通りを去った後であり、悩んだ私は沖縄から帰ってきてからFranc Francでフォト・フレームを買って渡した(正直に事情も説明した)。

 

ちなみに私自身へのお土産には、ゴーヤマンのマスコットキーホルダーを買いました。これは小学生の時から欲しかった。